保守的アニメ論 ~アニメーションと八百万の神~

take0606

2018/05/16更新
キキ


アニミズム由来の日本

何故、アニメ大国なのか


 本はアニメ大国と言われている。

 ただ、何故アニメーションを制作する能力に長けているのか?まず、ここから、話さなければならないだろう。

 日本には古来から、自然の中に精霊や魂、神様が宿ると考えられており、それらを“八百万の神々”と呼ぶのです。

 このような考え方を、アニミズム思想といいます。

 アニミズムは八百万、すべてのものに神様が宿っていると考え、それこそ、太陽、岩、木、水たまり、川、米粒などなど、思いつくものすべてに神様が宿っていると考えたのです。

 また、“八百万の神々”そのものが作中に出てきたのが、スタジオジブリ作品の『千と千尋の神隠し』です。

 ...これも、別の話しなのですが、お付き合いください。

 神社に参拝したときに、拝殿の正面に鏡があります。

 あの鏡は何のためにあるのか?と言いますと、自分の中にある神様を鏡にうつす行為と言われています。

 神道では、穢れと言うものを嫌います。何故なら、綺麗なところに神様が宿ると言う考えからです。

 つまり、自分の中にいる神様を見てもらう。もう少しいうと、私は自分の「心」を磨きました、ピカピカに綺麗です。嘘偽りもありません、見てください...と、神様との対話ですね。好きな考え方です。

自然の中に神を見る


 古代日本宗教とは、「アニミズム」と「シャーマニズム」二本柱で成り立っているそうです。
 
 アニミズムとは、人類学者タイラーの提唱した『霊的存在への信仰』という意味だそうです。

 語源はラテン語で「アニマ」と言い、『霊魂』という意味を指します。

 一方、シャーマニズムとは、霊能者シャーマンが霊的存在と交信を取って儀礼を行うような宗教儀式を総称して言うそうです。

 語源はツングース語で「サマン」と言い、『知る人』という意味だそうで、日本のシャーマンは、地方によって巫女、イタコ、ユタなどの名称で呼ばれています。

 古代日本人は、自然の中に神を見出し崇め祀ることで自然を大切にしてきました。

 そうすることで自然を守り、自身をも戒めていたのでしょう。これが、アニミズムなのです。

 そして、アニメーションは、ラテン語で霊魂を意味するアニマから由来しており、生命のない動かないものに命を与えて動かすことを意味する。

 無生物もアニマをもっているという世界観がアニミズムなのだそうです。


千と千尋の神隠し [Blu-ray] 宮崎駿 (監督) 形式: Blu-ray
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アニメーションはアニメーションはアニミズムが由来するが由来する

アニミズムの精神ありき


『魔女の宅急便』キキが17歳女子校生に とんぼとの“恋の行方”をアニメCMとして放送
 2017年におけるアニメに対するイメージが、上述のモノだとすると嫌気も差したりもします。

 日本の歴史と伝統文化を尊重すべきと喧伝している方々が、美少女アイドル、美少女アニメをクールと称して正当化してしまうからオタクに正当性を与えてしまう。

 そもそも、日本はアニミズム信仰の国です。

 だからこそアニメ大国なのですが、日本の連綿と続く歴史の原点とも言える部分、アニミズムの精神を、事もあろうか「若い」「新しい」などと言った“モノ”優位な価値観で消費者に訴えかけようとするのは如何なモノかとも思います。

カワイイ文化と美しい国日本


 それこそ、女子高生と言う訴求しやすい手段を使ってまで「精神性」を否定し、“モノ”優位こそ正しいとばかりに宣伝するさまからは、とてもではないですが、歴史と伝統文化を尊重しているとも思えません。

 古い物には価値が無く、新しい物だけに価値があると言った、“心”無視の“モノ”の価値観を示してしまっている様。

 ただ、それですら“クールジャパン”などと言った、外来語で誤魔化しカワイイ文化をもクールとしてしまうなら、「神の国日本」「美しい国日本」は穢されてしまったようですね。


お姫様とジェンダー―アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門 (ちくま新書)   新書 – 2003/6/1 若桑 みどり (著)
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古きモノには価値がある

意外とつまらないもの


 メディアも、事あるごとに“女子高生”や“美少女”が、と言っていかにも価値がある事みたいに喧伝するから起きる勘違いで、

 「若い子の間で流行っている〇〇」などと放送したり、また、雑誌などでは同様の事柄を掲載したりと、あたかも、それを知らないと無知みたいに錯覚をさせるが、自分が若い頃を想像してみると、当時の自分も同様に、モノの良し悪しが解る人間ではなかったし、後に考えてみると、ほぼほぼ、ツマらないものだった。

カワイイ文化の真価


 何故、古き良き伝統文化が育まれ根づき、そして連綿と続く歴史の長い日本において、それらをあたかも価値の無いものとし、逆に女子高生カワイイ文化が価値のあるものと変換させてしまうのか?

「心」.....精神性を重んじる。 
理想的・非合理・唯心的・歴史・伝統・文化・田舎・自然.....つまり「過程」重視。
「モノ」.....物質性を重んじる。 
現実的・合理的・唯物的・経済・効率・文明・都会・不自然.....つまり「結果」重視。

 つまり、新しいという事だけで、価値があると考えるのは、「モノ」であると見られている。

 あなたは「モノ」だよと言われているようなもの。

古きモノと寄り添う

メディア由来の価値観


 中年男性の価値観は、マスメディアに強く影響を受け、それは、イメージ先行で価値があると勘違いさせられている。

 だからこそ、無根拠に価値があると喧伝されブランド化した、カワイイ文化の女子高生を有難がり、あわよくばと近づこうともする。

 反面、中年女性に対し罵倒するなど、“古いのは悪”との影響を受けてしまっている。

 つまり、これは男性だけの問題ではなく、“女性が年をとると価値が無くなる”と喧伝しているメディアの問題であり、だからこそ、女性もなおさら、若いと言うだけで商品にされている事に疑問を持った方がいい。

 また、古くなれば価値が無いと喧伝するメディアにも疑問を持つべきで、それでこそ男女同権にも適うと考えられる。

イメージキャラを湯婆婆に


 提案として、カップヌードルのイメージキャラを湯婆婆にする。、

 うん、無理があるのも承知だが、何を言いたいかと言うと、オバさん世代以上にフォーカスを当ててこそ、淫行問題も解決し、尚且つ幼児が巻き込まれる犯罪も減らせるのでは無いかと考えている。

 つまり、これらの犯罪も女子高生を商品化し価値があるとする事が由来している。

 そして、中年女性を商品化する事により、ブランド化し訴求されやすくなるので、中年男性とマッチングする事の手助けになる筈だから、少子化問題もこれで解決。其れでこそ、クールジャパンでありジャパンファーストであると考える。うん妙案(*‘ω‘ *)


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