保守的アニメ論 ~アニメーションと八百万の神~

17/10/14更新

キキ





アニミズム由来の日本


■何故、アニメ大国なのか


日本はアニメ大国と言われている。しかし、何故アニメーションを製作する能力に長けているのか?先ず、ここから、話さなければならないだろう。

日本には古来から、アニミズム思想がありました。自然の中に精霊や魂、神様が宿ると考えられていました。それを「八百万の神」と呼びます。......これは、森喜朗元首相の「神の国発言」の由来となりますが、この、お話はまたの機会に。

そして、「八百万の神」そのものが作中に出てきたのが、スタジオジブリ作品の「千と千尋の神隠し」ですね。川や海、汚泥にすら神が宿っているという考え方です。いやいや、兎に角あらゆるものに神が宿っていると考えます。

......これも、別の話しなのですが、お付き合いください。
神社に参拝したときに、鏡がありますね。あの鏡は何のためにあるのか?と言う事なのです。あれは、自分の中にある神様を鏡にうつす行為なのですね。神道では、穢れと言うものを嫌います。何故なら、綺麗なところに神が宿ると言う考えからです。つまり、自分の中にいる神様を見てもらう。もう少しいうと、私は自分の「心」を磨きました、ピカピカに綺麗です。嘘偽りもありません、見てください...神様との対話ですね。イイですね。好きな考え方です。



■自然の中に神を見る


そもそも古代日本宗教とは、「アニミズム」と「シャーマニズム」二本柱で成っていました。アニミズムとは、人類学者タイラーの提唱した『霊的存在への信仰』という意味です。語源はラテン語で「アニマ」と言い、『霊魂』という意味を指します。一方、シャーマニズムとは、霊能者シャーマンが霊的存在と交信を取って儀礼を行うような宗教儀式を総称して言います。語源はツングース語で「サマン」と言い、『知る人』という意味であります。日本のシャーマンは、地方によって巫女、イタコ、ユタなどの名称で呼ばれています。

古代日本人は、自然の中に神を見出し崇め祀ることで自然を大切にしてきました。そうすることで自然を守り、自身をも戒めていたのでしょう。これが、アニミズムなのです。そして、アニメーションは、ラテン語で霊魂を意味するアニマから由来しており、生命のない動かないものに命を与えて動かすことを、意味する。無生物もアニマをもっているという世界観がアニミズムであります。




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アニメーションはアニマが由来する


■アニマの精神ありき


『魔女の宅急便』キキが17歳女子校生に とんぼとの“恋の行方”をアニメCMとして放送

しかし、2017年においてのアニメに対する価値観が、いや、日本における日本の価値観を表している姿でもあるから嫌気も差したりもします。日本の歴史と伝統文化を尊重すべきと喧伝している方々が.......誰々とは言いませんが、彼らが自体が美少女アイドル、アニメをクールと称して正当化してしまうからヲタクに正当性を与えてしまうのであります。

そもそも、日本はアニミズム信仰の国であります。だからこそアニメ大国なのですが、ただ、日本の連綿と続く歴史の中における原点とも言える部分にあるアニマの精神を、事もあろうか「若い」「新しい」などと言った「物質性」優位な価値観で訴求するのは如何なのかと思います。



■カワイイ文化と美しい国日本


それこそ、女子高生と言う訴求し易い手段を使ってまで「精神性」を否定し、「物質性」優位こそ正しいとばかりに冒涜する様からは、とてもではないが歴史と伝統文化を尊重しているとも思えません。古い物には価値が無く、新しい物だけに価値があると言う、「精神性」無視である「物質性」価値観を示している様なのだけれども、其れですらクールジャパンなどと言った、ふざけた外来語で誤魔化しているのだから残念で、「神の国日本」「美しい国日本」とはカワイイ文化と言うものに穢されてしまったようですね。

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古きモノには価値がある


■意外とつまらないもの


メディアも、事あるごとに女子高生や若い子がとか言って如何にも価値がある事みたいに喧伝するからこその勘違いで、そもそも、「若い子の間で流行っている〇〇」などと馬鹿みたいに放送したり、当然、雑誌にもそれらの事を掲載したり、そして、あたかも其れを知らないと無知みたいに錯覚させるが、冷静に考えると若い子が、まぁ、自分が若い頃を想像してみると、当時の自分もとてもでは無いが物の良し悪しが解る人間ではなかったし、後に考えるとほぼほぼつまらないものだった。そして、それらの点を踏まえても、若い子の間で流行っているものもつまらないものであると考えるのが自然である。



■カワイイ文化の真価


何故、古き良き伝統文化が育まれ根づき、そして連綿と続く歴史の長い日本において、其れらをあたかも価値の無いものとし、逆に女子高生カワイイ文化が価値のあるものと変換させてしまうのか?

おさらいでもあるのですが、
「心」.....精神性を重んじる。 理想的・非合理・唯心的・歴史・伝統・文化・田舎・自然.....つまり「過程」重視。
「モノ」.....物質性を重んじる。 現実的・合理的・唯物的・経済・効率・文明・都会・不自然.....つまり「結果」重視。


つまり、新しいという事だけで、価値があると考えるのは、「モノ」であると見られている。
あんた達は「モノ」だよと言われているようなもの。

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古きモノと寄り添う


■メディア由来の価値観


中年男性の価値観とは、つまり、メディア由来であり、イメージ先行で価値があると勘違いさせられている。だからこそ、無根拠に価値があると喧伝されブランド化した、カワイイ文化代表である女子高生を有難がり、なおかつ、あわよくば等と鼻の下を伸ばして近づこうともする。そして、それは中年女性に対し罵倒する事にもある一定の正当性を与えてしまう事に繋がっている。何故なら、メディアに言わせれば、古いのは悪なのだから。

つまり、これは男性だけの問題ではなく女性自体が年をとると価値が無くなると喧伝しているメディアが問題であり、だからこそ、女性ならば尚更、若いと言うだけで商品にされている事に疑問を持った方がいい。そして、古くなれば価値が無いと喧伝するメディアにも疑問を持つべきで、此れこそ男女同権事案とも考えられる。



■イメージキャラを湯婆婆に


提案として、カップヌードルのイメージキャラを湯婆婆にするとか、うん、無理があるのも承知だが、何を言いたいかと言うと、オバさん世代以上にフォーカスを当ててこそ、淫行問題も解決し、尚且つ幼児が巻き込まれる犯罪も減らせるのでは無いかと考えている。つまり、これらの犯罪も女子高生を商品化し価値があるとする事が由来している。

そして、中年女性を商品化する事により、ブランド化し訴求されやすくなるので、中年男性とマッチングする事の手助けになる筈だから、少子化問題もこれで解決。其れでこそ、クールジャパンでありジャパンファーストであると考えるよ。







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