社台系「根幹」距離GⅠレースと「非根幹」宝塚記念、勝ち馬 ~東京2400mは彼らノーザンファームの舞台  備忘録

take0606

2018/05/09更新
ステゴ
非根幹の鬼といえば「黄金旅程」ことステイゴールド



社台系「根幹距離」vs他「非根幹距離」陣営

東京2400メートルはノーザンファーム生産馬の庭


 本競馬、特に社台系(ノーザンファーム生産)はそうなのだけれども、東京2400mで最大限のパフォーマンスを出すために生産、育成されている。

 当然、社台系のダービー、オークス成績は抜群に良く、逆に非根幹要素が強くなれば、強くなるほど成績が落ちる。

 これも、当たり前と言えば当たり前なのですが、東京2400mと言った大レースで好成績を残せばアピールになる事も考えると、社台がどうするかと言う話で、成長曲線の件とともに、ピークをどこに持って来るのかと考えると容易に察しがつく。

根幹・非根幹距離


根幹距離...400mで割り切れる距離のレース
例. 1200、1600、2000、2400、3200mのレース  GⅠなら 安田記念 ダービー 天皇賞秋・春など

非根幹距離...400mで割り切れない距離のレース
例. 1400、1800、2200、2500mのレース  GⅠなら 宝塚記念 有馬記念など

 根幹距離とは、全ての競走馬が能力をフルに発揮できるよう、距離やコース形態も含めた総合的な呼称で、競馬場ごとに異なり、ヨーロッパでは重要視されるが、周回のトラックコースが主流のアメリカや日本には、そんなものはないと諸説ある。が、僕は重要視する。

クラシック競走 Classic Races


 競馬におけるクラシックまたはクラシック競走(Classic Races)とは、古くから施行されていた伝統的な競馬の競走を指す言葉。

 日本では、イギリスのクラシック競走から派生して、各国の3歳三冠を形成する競走や、それに付随する一連の競走を指す言葉として使う。一方、他の国では「伝統的な競走」「格の高い競走」を“Classic Race”と表現する場合があり、この場合には必ずしも3歳馬の競走を指すとは限らない

 クラシック競走という言葉は英国サラブレッド競馬の以下5競走を“British Classics”英国クラシック競走と呼んだことに由来する。

2000ギニー(1809年創設。3歳牡馬牝馬限定)
1000ギニー(1814年創設。3歳牝馬限定)
オークス(1779年創設。3歳牝馬限定)
ダービーステークス(1780年創設。3歳牡馬牝馬限定)
セントレジャーステークス(1776年創設。3歳牡馬牝馬限定)


 これに習い、日本でもこの5競走に相当する、3歳馬のための競走をクラシック競走と称するようになった。

皐月賞
桜花賞
優駿牝馬(オークス)
東京優駿(日本ダービー)
菊花賞


 これらの競走に出走するための3歳馬のトライアルレースなどを含む、競走体系をクラシック路線(クラシック戦線、クラシックロード)などと表現する。

 3歳馬は東京2400mの東京優駿(日本ダービー)、優駿牝馬(オークス)で結果を出してこそ。

 状態のピークを持ってくるなら、当然、ここを照準にして陣営は仕上げてくる。

 社台系、中でもノーザンファーム生産馬は圧倒的に東京優駿(日本ダービー)、優駿牝馬(オークス)でも成績が良く、古馬になってからも、2400mと言った根幹距離のレースが得意。

 根幹距離のレースでノーザンファーム生産馬は注目で、血統にとらわれず注目した方が良い。まぁ、そもそも相対的にノーザンファーム生産馬は、ハナから人気はあるのだけどね。

ダービー馬の不振

肉体面か、精神面か


 長曲線というのも一概に難しく、何を捉えてのことか、にもよる。

 肉体面なのか、精神面なのか。

 2014年ダービー馬ワンアンドオンリーに関しては、明らかに精神面から崩れた感があるが、これも、個人的な感想なので、真に受けないでほしいです。ただ、その点をふまえた上で、2016年ダービー馬マカヒキを注視していきたい。

 2018/05/09追記分

 以前から気になっており、管理競馬ブログでも記述したのですが、再度、最新データを加味して、ここに記します。



 2017年クラシック世代(アルアイン世代)における、ディープインパクト産駒の重賞勝ち馬は、05/09現在、7頭計10勝にとどまっている。

2017年クラシック世代(アルアイン世代)     
2016年 2歳
カデナ    
京都2歳S(G1)    
サトノアレス 
朝日杯FS(G1)

2017年 3歳
カデナ     
報知杯弥生賞(G2)
アルアイン  
毎日杯(G3) 皐月賞(G1)
ファンディーナ 
フラワーC(G3)
アドミラブル  
青葉賞(G2)
サングレーザー 
スワンS(G2)

2018年 4歳
カワキタエンカ
中山牝馬S(G3)
サングレーザー 
マイラーズC(G2)

 がかりな点をあげると、同クラシック世代における重賞勝ち馬は、アドミラブルが青葉賞を勝って以来、サングレーザーがスワンSで勝利するまで輩出されず、今年に入り、サングレーザーがマイラーズCを勝利、カワキタエンカが中山牝馬S勝利するも、クラシックを賑わした馬たちが、ダービー以降、重賞勝利が無い。

 また、“最強世代”と謳われた2016年クラシック世代に至っては、古馬となった2017年以降、重賞勝ち馬はサトノダイヤモンドの阪神大賞典とゼーヴィントの七夕賞の2勝しかなく、ゼーヴィントの七夕賞を最後に勝利していない。

 日本ダービーやオークスを頂点ととらえ、同レースを勝利する為に特化された、ノーザンファーム生産馬の成長力は、特に注視しなければならない。

 社台グループにとって、日本ダービーやオークスを勝利することにより、同グループ生産馬のイメージを高め、1か月後に自ら主催するイベント、世界最大規模のセリ市セレクトセールにおいて高額で同グループ生産馬を如何に売るかが、大きなウエイトを占めている。

 つまり、日本ダービーやオークスの為に社台グループ生産馬は生産、育成されていると認識していた方が良い。

 特に、ここ数年顕著な傾向となっており、同グループ生産馬、とりわけノーザンファーム生産ディープインパクト産駒は要注意。燃え尽きるのか、早熟傾向が著しい。


競馬に対する、各国の思想


欧州
.....娯楽趣向も強い。活躍期間も長い方が好まれるが、伝統や格式に重きをおく
日本
....賞金体系が高い。基本、ダービーが目標だが、完成が遅くても、長く活躍する馬が好まれる
米国
....種牡馬ビジネス中心。早熟馬が人気で引退も早く、合理的なビジネスライク 


 その国々の競馬に対する思想が、そのまま競馬場やコース形態にもダイレクトに表れていたりして面白い。また、ニーズに合わせた血統が好まれていくわけで、これらの条件も成長するスピードに、差が出てきます。

馬場の違いについて、馬場に対する思想の差異


欧州
.....柔らかく時計がかかる。馬場がやわらかい方が安全であると考えている
日本
.....硬い高速馬場。馬場が均等である方が安全であると考えている
米国
.....超絶硬い馬場。安全以前に米国的ショー要素。速い馬が強い。引退も早い

 国々の考え方なので、何が正しかは解らないが、コースによる血統の偏りを考える上で役に立つのではないのか。また、今年の皐月賞(2017年)なども分かりやすい。高速馬場であった点を踏まえるとスピード持続型が好成績をおさめたようだ。

皐月賞とダービーの比較

2017年 第77回皐月賞 GⅠ


皐月賞 GⅠ
芝右2000m / 天候 : 晴 / 芝 : 良 / 発走 : 15:40
レイデオロ 5着

1着 アルアイン 牡3 57 松山弘平 1:57.8

 コード勝利したアルアインがダービーでは勝負にならないのが競馬の面白さでもあります。 
 
 スピードにまかせレコードで駆け抜けたのが皐月賞なのだとすると、ダービーで他陣営が考えると事とは、スローに落としアルアインにスピード勝負をさせないこと。

 スピードとは、前向きさを含めたモノで、気性の勝ったタイプの馬たちが概ねスピード型の競走馬となる。

 皐月賞をレコード決着で制したアルアインも同様にスピード型と見てよく、他陣営も同じように考え、スローで落ち着く展開となる。また、自陣営の競走馬の距離不安も踏まえた結果がスローペースとなったようだ。

 ただ、ダービーとは毎年こういうものだと思って見た方が良い。

2017年 第84回東京優駿 日本ダービー


日本ダービー GⅠ
芝左2400m / 天候 : 晴 / 芝 : 良 / 発走 : 15:40
アルアイン 5着

1着 レイデオロ 牡3 57 ルメール 2:26.9

レイデオロについて       


2017年宝塚記念を考える

キタサンブラックとはスピード持続の大型馬


 月賞、ダービの結果を踏まえ、宝塚記念を考えていきます。

 まず、キタサンブラックの取捨になるのですが、同馬は僕の競馬史上、最上位ランクの馬であり大好きな馬でもあります。

 テイエムオペラオーが心の最強馬だと思って競馬とこの歳まで向き合って来たましたが、タイプが違えど其のクラスに並んでいると思っています。

 と、キタサンブラックの力を認めつつ、それでもやはりレインボーラインを狙いたいです。血統面から見て重馬場が得意な事を疑うのも難しく、例年通りの荒れ馬場宝塚なら尚のこと。

 実績からも、また、3歳で挑んだ札幌記念からも、そこで対戦した相手と稍重洋芝といった時計のかかる馬場での好走歴を考えると、あえて最上位に取りたい。

第52回札幌記念 GⅡ
芝右2000m / 天候 : 雨 / 芝 : 稍重 / 発走 : 15:45
レインボーライン 3着

1着 ネオリアリズム 牡5 57 ルメール 2:01.7


狙うなら逆、スタミナ瞬発型


 僕みたいな、弱小馬券好きにはキタサン単勝ドカンなどと言ったスタイルで買えないから、なおさら、こう言った予想スタイルになる。

 また、キタサンがもし時計のかかる宝塚記念を勝つとしたら、化け物過ぎて腰を抜かすが、そもそも、ドカンと単勝スタイルでは無いので、その時は諦めるまで。

 天皇賞春をレコードといった高速決着で勝っていることも踏まえ、そして高速馬場が得意条件であるスピード持続の大型馬であった点をふまえても、真逆の条件になる宝塚は危険で、負け頃とみる。

 だからこそ、キタサンに勝つ馬がいるとしたら、同タイプからではなく、できる限り逆のタイプの馬を買うのが定石。

 それが、レインボーラインで、天皇賞春の負けっぷりも好感が持てる。

 もう一頭挙げるなら、近10年でもトレンドと言える牝馬で、2017年宝塚記念で唯一の牝馬ミッキークイーンを狙いたい。この馬もタイプ的にはキタサンの逆で、重の荒れ馬場が得意であると思われる。

2017年 第155回天皇賞(春)


第155回天皇賞(春) GⅠ
芝右 外3200m / 天候 : 晴 / 芝 : 良 / 発走 : 15:40

1着 キタサンブラック 牡5 58  武豊  3:12.5


そして、宝塚記念をむかえる・・・
衝撃のラストを見よ!君も時代の目撃者となれ!
続きはwebで


非根幹・根幹記事 -凱旋門賞編-       


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